2024/05/28 11:46



人気の高いフレッシュサービスの2枚組Tシャツ。

コットン100%の「2-PACK CORPORATE S/S TEE」と、ドライ素材の「2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK」の2種類があり、どちらを購入するかをお悩みになる方も多いので、この2つのパックTシャツを徹底比較します。

どちらもそれぞれに良さがあり、使い勝手も異なることが分かりますので、最後までどうぞご覧ください。


⚫︎首のリブ


コットン100% 2-PACK CORPORATE S/S TEE の首元


ドライ素材 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK の首元

ドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK の方が若干首の詰まりがある印象です。
どちらもリブの縫製はダブルステッチ。

90年代半ば以降は、ミシンの開発が進み、ダブルステッチでTシャツは作られるようになりました。
ダブルステッチのミシンの方が扱いやすく、しかも首の伸びが出にくいことから、一般的に浸透していったようです。
確かに、私もコットン100%の 2-PACK CORPORATE S/S TEE は、自分で洗濯を繰り返していても伸びにくいと感じます。
やや太めのリブも安心感がありますよね。

ちなみに、ドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK は、ネック部分の素材と本体に多少の色の差があります。
特にホワイトは照明によって印象が変わりますので、ご了承のほどお願いいたします。


⚫︎胴回り


コットン100% 2-PACK CORPORATE S/S TEE の胴回り

丸胴と言われる両脇に縫い目のない作りです。
筒状に生地を編み、それを裁断してTシャツにするのがこの丸胴仕様。
胴回りに無駄な縫製がないので、着心地が良いという利点があります。
縫製の工程が少ないので、生産効率が高いという点で、このコスパに繋がっていると言っていいでしょう。



ドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK の胴回り

横割りと言われる作りで、両脇の部分に縫い目が入る仕様です。
一般的なTシャツの仕様で、現在流通しているTシャツのほとんどがこの横割り仕様です。
この近年においては、CADを使って無駄なく生地を使用することができることもあり、普及していったというような背景もあります。
先ほどの丸胴と異なり、横割りだとAラインシルエットを作ったり、形にこだわりを持たせて作ることができるのも特徴です。
この横割りの最大のデメリットは、斜行が起きるという点。
コットンのTシャツをお洗濯をしていくうちに、斜めに生地がねじれてきたというような経験はないでしょうか。
これがいわゆる斜行で、生地の濡れたら伸びる、乾くと縮むという特性が生む現象なので、このドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK には縮みが出ないため、斜行はみられませんのでご安心を。


⚫︎サイズ感


コットン100% 2-PACK CORPORATE S/S TEE サイズL



ドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK サイズL


サイズ感も若干異なります。
同じLサイズでの比較はこのようになります。

コットン 2-PACK CORPORATE S/S TEE SIZE L:肩幅 61 身幅 69 着丈 76 袖丈 24
ドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK SIZE L:肩幅54 身幅64.5 着丈71.5 袖丈26

公式のサイズ表記ではこのような感じです。
ドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK の方がコンパクトな作りになっています。
若干の個体差などもあるかと思いますが、実際に並べてみました。



下がコットンの 2-PACK CORPORATE S/S TEE で、上にドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK を並べています。
コットン 2-PACK CORPORATE S/S TEE の方が肩幅はあるものの、袖丈がドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK の方があるため、首の中心から袖口までのゆき丈だと、ドライの方が少し長くなります。
着用するとそこまで見え方に差はないですね。

続いて身幅を比較。

下がコットンの 2-PACK CORPORATE S/S TEE で、上にドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK を並べています。
身幅はコットン 2-PACK CORPORATE S/S TEE の方があるので、ビッグシルエット感がかなりある印象になります。


続いてサイズMを比較。

コットン 2-PACK CORPORATE S/S TEE SIZE M:肩幅 56 身幅 60 着丈 72 袖丈 23
ドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK SIZE M:肩幅54 身幅58.5 着丈68.5 袖丈22.5 

こちらも公式のサイズ表記。
比べるとLサイズほどの差がありませんでした。

コットン 2-PACK CORPORATE S/S TEE の方はLとMの差が大きいので、サイズでお悩みの方はお気をつけください。
下の写真が、コットン 2-PACK CORPORATE S/S TEE のサイズ違いの比較です。

モデルは身長175cm

袖のボリューム感も印象が変わります。
肩の落ち具合にも差がありますね。
当然身幅も着丈もLの方がたっぷりです。
ビッグシルエットで見せたい方は、断然Lサイズ。
身長175cmくらいで、程よくゆったり見せたい方は、Mサイズくらいの違いで選ぶと良さそうです。
身長170cmくらいの方であれば、Mでも十分ゆったり感が出そう。
ちなみに、女性の方も着用されている方がたくさんいらっしゃいますので、サイズMにして1枚ずつシェアするといった使い方もおすすめです。



⚫︎素材の比較


コットン100% 2-PACK CORPORATE S/S TEE 

コットンはエアー感のある風合いで、白でも透け感の無い6.2oz。
ふっくらとボリュームがありながらもドライでザックリとした風合いのタフな仕上がり。
吸湿性が高く、速乾性に優れている点も特徴。
これは、アメリカ製のTシャツにもよく使われる空紡糸を使っており、筒状になった繊維質で空気を含む構造になっているからです。
着心地がとても良くて、着るものに悩んだらついついこの2-PACK CORPORATE S/S TEEを手に取ってしまいます。
洗っていくとまた風合いが増してくるのも、コットンならではですね。



ドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECK

ポリエステル100%のドライ素材は、速乾性に優れおり、スポーツウェアにも使われているのは広く知られているかと思います。
生地の表情はマットな質感で、タウンユースな印象のある素材感。
これが光沢があるとスポーティーに振りすぎてしまいますが、これくらいのマットな質感であれば、ストリートにも相性が良いですよね。
肉感も程よくあってソフトなタッチ。


ドライ 2-PACK TECH SMOOTH CREW NECKの内側

ハイゲージのダブルニット構造で、ストレッチ性に優れ、汗を素早く吸収してサラッとしたドライな風合いを保つ他、UVカット/抗菌/消臭と多くの機能を併せ持ち1枚でも透けにくい生地になっています。
ダブルニット構造なので、内側はこういったメッシュ調で、肌に触れる接地面も少なく済んでサラリとした肌触りを作ります。
パックTEEといえども、しっかりとした生地厚でコスパが本当に良いです。

コットン素材の方は、古き良きアメリカボディの良さを継承しつつ、現代的なサイジングでコーディネートに取り入れやすいこと間違いなしです。
ドライ素材の方は、夏のコーディネートに変化をつけられるのと、猛暑が予想される今年の夏にはとても重宝すると思います。また、フレッシュサービスらしいテック素材という点も、ブランドファンには相性が良いのではないでしょうか。
価格はどちらも税込¥9,350で2枚組というコスパに優れておりますから、コットンとドライの色違いで揃えて4枚をストックしておけば、夏のコーディネートは十分楽しめるかと思いますので、ぜひおすすめです。

商品は下記の写真をそれぞれタップ・クリックしてご覧ください