minka - 眠家 -

2019/07/29 20:28



のっけからぶっちゃけますが今のご時世、黒い普通のデイパックなら2,000円くらい出せばそこそこ使えるものが見つかります。<エヌハリウッド>のバックパックの価格は30,000円ですから、15個くらい買える計算です。もう一生分かというくらい買えるわけですね。

ですから、似たように見えるものですが実際の使い心地や愛着や使ってきた時間、あるいは「分かる人」に分かってもらえたり、それこそ絶妙に設計された形や素材選びなどなど、インスタ映えしないところにこそ価値があるのではないかなと思います。





映えない。だがそこがいい。


普通の見た目、普通の形。インスタにアップしても「ああ、まあ、デイパックだよね」くらいのリアクションにしかならない本当に普遍的なデザイン。

本来、誰かに認めてもらうために道具を選ぶわけではありません。自分が持った時に心地が良くて、丈夫だしなぜかいつも選んでしまうとか、特別愛情を注いでいることはないけどいつまでも大事に使ってしまうとか、そういうことの方が「普通に使う」分には案外大切なことのように思います。自分にとってはとても大切なこと。


細かいことを言えばこのデザインは結構本当にこだわって練られた形だと思います。

丸みのある縫製だったり、底を上げて引っ張るように配置したストラップだったり、グローブをしていても開きやすいファスナーの引き手だったり、丈夫なくせにほどよくクタッとしなる生地だったり。枚挙に暇がありません。その全てがこの形を作り出しているんです。





普通だから、ずっと一緒


若いならまだしも、歳を取るにつれトレンドを全力で追いかけることも体力がいるようになり、「あの人歳なのにあんな格好して、みたいなことを思ってほしくない」とか「年相応の格好しなきゃ」とか、そんなことも考え始めるでしょう。私もそういうことを思うことがたまにあります。

ですから、モノ選びは重要なこと。頭の中を余計な雑念でいっぱいにしたくありません。だからといって無難なものを選んでつまらない思いもしたくありません。「良いものを長く愛着をもって使い続けたい」という気持ちがどんどん強くなります。

長く使いたいから、丈夫で長持ちするものを選びたいですし、使った瞬間から気分が良くなって今度また使いたいと思えるくらいのものが理想的。<ポーター>が製作したことでより一層丈夫さに裏付けがされ、モノ自体にも大きな価値が生まれました。普通だけど普通じゃない本物の価値です。





何年も前から飽きもせずいつも使っています


3年前、このデイパックに出会いました。それもずーっと探し続けていてようやく見つけた「これだ」と思えるものに。

普通の黒いデイパックが欲しかった時、山のようにある候補の中から選び出す作業から始まりました。

真っ黒でロゴが目立たなくて、丈夫なポリエステルの普通のデイパック。前面の下の方にマチのあるポケットが付いていて、主収納口はガバっとファスナーで大きく開くもの。A4サイズがすっぽり収まってたくさんものが入る収納力。どこにでもあるようなあのバッグ。だけどやっぱり使うなら100点満点がつけられてずっと飽きずに使えるものが良い。どこからどう見ても普遍的で誰からも気づかれなくても良いから、自分にとって最高に使いやすいデイパックを。


デイパックの良さはなんといっても大きく開く口。雑な私にとってザッと入れたり取り出したりできることは、生活における大きなアドバンテージです。何を入れても良いような寛容さが好きです。お弁当も雑誌もノートパソコンも。スーパーで買った長ネギも。


かっこいいのに「年甲斐もなくコレ使って恥ずかしくないかな」…なんて気後れをさせないところが気に入っています。




ブランド N.HOOLYWOOD×PORTER

アイテム バックパック

品  番 AC04 peg

プライス ¥ 30,000+tax