2019/05/25 13:57
最近とても暑い新潟市。いや、新潟市だけでなく全国的に「真夏日」の地域が多いそうです。
ちなみに25度以上は「夏日」、30度以上は「真夏日」、35度以上は「猛暑日」と呼びます。つまり5月なのに30度以上を記録した街がたくさんあったんですね。おそろしいことです。
今しか手に入らないから、今すすめたい
さて、そんな暑い日本列島にふさわしい(?)、<眠家>のリネン5重ガーゼケットのお話です。
工場廃業にともない、今年で生産が終了してしまう実に名残惜しい製品です。
この製品は<眠家>のオリジナルで、今年もそれまでもとても評判が良かった定番品なのですが、工場がなくなってしまうとどうしようもありません。今まで足踏みしていた方は、ぜひとも今足を進めていただきたいと思います。
リネンのガーゼの経年変化
極薄のガーゼが5枚重なったこの生地は、空気の層が厚くガーゼらしいふっくら感と、優れた通気性は言わずもがな。ですがガーゼだからこそ、使っていくとへたってしまうのでは?という疑問も致し方ありません。
そこで見ていただきたいのが今年の新品と、スタッフ私物の5年もの。画像でしかお伝えできないのが残念ですが、見た目だけで言えば色が全然違いますよね。
濃い方が新品、薄い方が5年ものです。このガーゼケットは生成り、つまり染色せずリネンそのままの色で、使い込んで洗ってを繰り返すうちにだんだんと色が抜けていったんです。それでもベージュ・グレーっぽい自然な色合いが残っています。
次に手触りですが、全くこの商品を知らない人が触った時どっちが新品かを比べていただくと、すぐに分かってもらえました。
新品時は既にかなり柔らかいんですが、糸のハリがもつシャキッとした感じが残っているのに対し、5年ものは毛羽立ちもすっかり落ち着き、肌への馴染みが格段に上がっています。
馴染み、というのは曖昧かもしれませんが、触ると違和感がなく繊維のハリも残っていないため、優しさが高まると言えばいいでしょうか。
折りたたんでみても、厚みはほとんど変わらず、5年経過しても生地が全く痩せていないことが分かります。使えば使うほど、生活をともにするほど優しくなっていくなんて、長年連れ添った理想の夫婦みたいなガーゼケットです。
暑ければ一枚で、肌寒ければ重ねて
リネンの通気性や吸水速乾性という特性上、一枚で使うのが良いと思いがちですが、必ずしもそうではありません。
肌寒い時は素直にリネンの上にもう一枚重ねても全く問題ありません。というのも、スポーツウェアにもありますが、裏地がメッシュになっていて、肌へのベタつきを抑える2枚重ねの洋服がありますよね。あれと同じで、暖かくてもリネンの肌離れの良さはそのまま活かせますので、むしろ良いアイデアとも言えるかもしれませんね。
絶対手に入れてください
真夏は体を冷やすことなく、吸った汗を外に逃がしてくれるので本当に便利。そして洗えば洗うほどふわふわになるなんて、こんな良いことあるでしょうか。夏にタオルケットしか使ったことのない方にはエポックメイキング的な一枚になるでしょう。そして何年も付き合っていってほしい傑作です。
くどいようですが、2019年で生産終了です。お見逃しのないように。2019年カラーもありますよ。
ブランド 眠家
アイテム リネン5重ガーゼケット
プライス ¥ 13,500+tax
サイズ W140☓H200cm (シングルサイズ) ※洗うと多少縮みます